9月13日(日)にあじびで初めてのオンライン・ワークショップを開催しました。当初は9月6日に開催する予定でしたが
大型台風10号の接近による延期となりました。
この日は事前にメールで申込みいただいた29名の方々が参加。市内の方だけでなく糸島市・久留米市をはじめ島原市、鹿児島市、愛知県からも申し込みを頂き
ました。
この日のプログラムは
①10:30~11:10、②14:00~14:40 初級編 中国の剪紙を作ろう!
③11:45~12:45、④15:15~16:15 中級編 香港民俗芸術シリーズ:ゴキブリ
で、ともに2003年、2006年にあじびに滞在したアーティスが当時市民向けに実施したワークショップをあじびのスタッフの進行で創作体験するものです。
初級編は、中国のリュウ・リユンがおこなった中国の伝統的な民俗芸術である剪紙(せんし)。
滞在アーティストの紹介と剪紙(せんし)について簡単に紹介した後、早速制作にはいりました。予め郵送していた赤い色紙と型紙を使ってはさみで切っていきます。
対面の雰囲気をできる限り保つべく、参加者全員の足並みを緩やかにそろえ進めていきました。
そして、2種類の「花」を切り終えたところでタイムアップとなりました。
中級編は、両面テープで作るゴキブリ。始めに「なぜゴキブリを作るのか」など香港のルーク・チンのアートプロジェクトなどについて説明し、創作に移りました。
カメラで注意深く手元をズームしながら触覚、頭部、羽の順番に進めていき、少しずつゴキブリにリアル感が増していきました。
最後に茶色と黒のマーカーで着色して完成! みんなで達成感を分かち合いました。
大人も子どもに負けないくらいテンション高くオンラインで一緒に創作する喜びを味わいました。中には予定時間をすぎても制作が続いているご家庭もあって
回線を切るのが名残惜しいほどでした。そして後日、数組の参加者から、ワークショップ後に作ったゴキブリ数匹の画像や新たに考案したオリジナルの剪紙作品などが
美術館に送られてきて、スタッフ一同感激しました。
今回のワークショップで参加された方々からたくさんの反応を頂くことができました。この経験を踏まえて次のオンライン企画を計画して行きます。
ご参加くださった皆さま、有難うございました!
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