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12月, 2018の投稿を表示しています

16日の講演会で言い忘れたこと

12月16日の横地剛&黒田トークには多数の方々(遠方からの人もけっこう)にご来場いただきましてありがとうございました。 福岡で長年に渡って版画の研究のみならず50年にわたって中国語を教えてこられ福岡での中国交流・歴史や文化の理解に貢献されてこられた横地さんの仕事が広く知られる機会になればと思います。 ところで黒田部長が横地さんの紹介のときに「横地さんは肩書を嫌った、でもその肩書がないということが今日の話に関係あるので最後にふれる」と言いつつ、すっかり忘れてしまったので(笑)、そのオチをお知らせします。 横地さんの話を受けて、韓国映画「タクシー運転手」「1987」のように、政治活動家でも学者でも芸術家でもない普通の人たちが民主化の進展に貢献したと言いましたが、それはいいかえれば、肩書のない市井の人々であれ、また肩書がある人でもそれとは別の自分の選択と判断で、何かのアクションを起こす自由と可能性を持っているということです。街頭デモに行きたくても時間がない、身体が丈夫でない、あるいは立場上まずいという人は行かなくていいし、SNSの使い方がよくわからない人は無理にFBやツイートとかインスタとかしなくても、政治や経済や国際関係のことがよくわからなくても、できる範囲で「人間らしい仕事」をすることで十分。鎌田誠一が上海に戻ったら「人間らしい仕事をしたい」と言ったその願いはついにかないませんでしたが、いかなるイデオロギーにも頼ることなく内山書店店員という肩書(?)だけで魯迅の展覧会も講習会も手伝い、魯迅の身の安全も書籍や版画などの資料を守ることにも貢献した鎌田誠一の生は、現代の私たちがちょびっとでも「人間らしい仕事」をすることで、「小さな生」でも「大きな歴史」に貢献できるというヒントを与えてくれたのかもしれません。――「闇に刻む光」展で見えてくるのも、無名(少なくとも現在の私たちは知らない)の美術家や市民の小さな版画が、アジア全体の近代化という巨大な歴史の一部を担ったということですから。 あ、ところで、講演会でも販売していた下記の本をショップで販売中です。税込700円。講演を聞き逃した方はお求めください。 と、黒田部長が言ってます。(ししお)

アジアの木版画運動展 アートカフェにも特設コーナー設置中!

 「闇に刻む光:アジアの木版画運動1930s-2010s」の開催に合わせ、アートカフェにも関連コーナーを設置しています。 展覧会に関連した書籍を手に取ってご覧いただけます。   ミュージアムショップでは資料価値も高い渾身のカタログを販売中。在庫が切れていましたアジア美術館の所蔵作品カタログ『アジアコレクション100』も入荷していますので、合わせてご覧ください ...   During the exhibition "Blaze Carved in Darkness: Woodcut Movements in Asia 1930-2010s," a special book corner is set up in Art Cafe on the 7th floor. Please come by to read the related catalogs and books. The exhibition catalog is on sale at the museum shop with other related books. Fukuoka Asian Art Museum's collection catalog "Asia Collection 100" has also been reprinted lately. Please stop by and take a look

アジアの木版画運動展 イベントレポ『みんなでフミフミ、足踏み版画ワークショップ』

12/1(土)に行われた週末ワークショップの様子です。 F.P.C【ふくおか版画同好会】Fukuoka Printmaking Club のみなさんにお越しいただき、リトグラフの原理を用いた足踏み版画ワークショップを行いました。  描いた絵がそのまま版画になる...というのは、言葉では分かってもなかなかイメージしにくいもの。でも実際に自分の手を動かして体験することで「なるほど!」と、版画の工程がわかってきます。 しかも一度体験すると「今度はこんなことを試してみたい」となるようで、2回目挑戦される方も また、絵を描いている時は真剣な表情の参加者のみなさんが、足で踏んで印刷する工程になると、とたんに笑顔で楽しそうに体を動かしていらっしゃったのも印象的でした。 たくさんの方に足踏み版画をご体験いただき、ありがとうございました。 次回の週末ワークショップは12/15(土)です。こちらは事前申し込み制となっていますので、ご興味のある方は、申し込み方法をイベントページにてご確認の上、お申込みください。 まだ年賀状つくって ... いない!という方、おススメですよ https://www.facebook.com/events/332712537511353/  

「闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s」展開催!

2018年度の特別企画展! 【 闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s】 ◇会期:2018年11月23日(金)〜 2019年01月20日(日) ◇会場:福岡アジア美術館(7階企画ギャラリー) ◇観覧料:一般1000円 高大生700円 中学生以下無料 ◇ローソンチケット(Lコード82659)で発売 ★本展特設サイト https://asiawoodcut.wordpress.com/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ SPECIAL EXHIBITION "Blaze Carved in Darkness: Woodcut Movements in Asia 1930s-2010s" Since the 1930s to recent years, woodcut prints have been used as a means to deliver political messages of anti-colonialism, democratization, and labor movements. They have also been used to awake people's awareness and to motivate the self-expression of the mass. With a large selection of woodcut and linocut prints, mass-printed materials and relating documentations, this exhibition seeks to articulate the spirit of resistance that forms an essential part of Asia's contemporary history. Period: Friday 23 November- Sunday 20 January 2019 Venue: Exhibition Gallery (7F) Tickets: Adult ¥1000 High school &College ¥700 *Free for junior High school and