スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

5月, 2016の投稿を表示しています

【レジレポ】マリエムさん、作品制作の様子

5/11に日本に到着して約2週間。 ここ1週間ほどはがっつり制作モードに入っているマリエムさん。 お弁当持ち込みで、本当に朝から晩までスタジオにこもりきりです。 そんなマリエムさんの制作の様子をレポートします! マリエムさんの作品は、 刺繍と水彩を組み合わせた平面作品。 福岡での制作のスタートはまち歩き。 まちを歩きながら、撮影した写真をコンピュータ上で組み合わせ、下図をつくります。 その上にイスラム美術で用いられる幾何学的な模様を重ね合わせます。 こちらが模様の一例 次に、キャンバスに布を張り、 その上に下図を置き、模様にそって刺繍をしていきます。 これを... キャンバスにはるとこんな感じに... 毎日毎日... ひたすら刺繍... 使用する布や糸、フレームは福岡で購入したもの。 糸は、グラデーションになるよう、少しづつ色が違うものを購入していて、手前は明るい色の糸で、奧になるほど濃い色の糸で刺繍されています。 また刺繍の際は床に座って作業するのが楽だそうで、 箱馬を2台並べた上にキャンバスを置き、キャンバスの裏側にも手が入るようにして制作しています。 刺繍が終わると、次は下図を剥ぐ作業。 しかし細かな刺繍が入っているため、これもまた大変な作業。 紙を水で濡らし、針で細かく切れ目を入れ、最後は指で剥ぐのが一番早いのだそう。 細かくて気が遠くなりそう... と、こんな感じで、ただ今一点目を制作中。 今日もこんな風に、スタジオの(なぜか)隅っこで... 制作しています。 アジ美にお越しの際はぜひお立ち寄り下さい! ---------------------------- マリエムさんの作品は、6/4~、アジア美術館内でご覧いただけます。 また同日、福岡での滞在の様子、作品についてのトークも行われますので、ぜひお越し下さい! 滞在作家によるトーク ■日 時 2016年6月4日(土)14:00~

6月4日(土) 「滞在者によるトーク」 開催します!

 福岡アジア美術館では、受入支援事業として5月より2名のアーティストと1名の研究者が滞在いたします。3名はそれぞれ作品制作やワークショップ、調査・研究など、さまざまな交流活動をおこないます。  今回のトークでは、ティダラットさんには福岡で制作した作品について、キ・スルギさんとパン・ルーさんには、福岡での活動内容やこれまでの活動についてお話しいただきます。ぜひご来場ください。 ■日 時 2016年6月4日(土)14:00~16:00 ■会 場 交流スタジオ(8階) ■入場無料・逐次通訳(事前申込不要) [ ARTIST/RESEARCHER TALK ] Our resident artist/researcher will give a talk on June 4th. Thidarat Chantachua (Mariam) from Thailand will talk about her works in Fukuoka. Ki Seulki, an artist from South Korea, and Pan Lu, researcher from Hong Kong, will share their previous works and their projects in Fukuoka. Please come to meet the artist/researcher! DATE: June 4th (sat) 14:00-16:00 VENUE: Open Studio (8F) * Free of charge * No reservation required * With Thai-Japanese, English-Japanese interpretation [滞在者紹介 ARTISTS & RESEARCHER] ティダラット・チャンタチュア ◎ティダラット・チャンタチュア / Thidarat Chantachua 1992年、タイ・バンコク出身。昨年「大華銀行絵画展」(シンガポール)で優秀賞を受賞した、刺繍と水彩を組み合わせた平面作品を制作するアーティスト。福岡では、5 点の作品を制作中。 (滞在期間:5月11日~ 6月9日) Born in 1992 i

三井さんトークショー☆報告

一昨日開催した「三井昌志トークショー」のご報告です。 リキシャによる日本の旅からはじまり、東ティモール、ミャンマー、インドの旅でのたくさんの写真とスライドショー、そしてテンポのよい楽しいトークで、あっという間の2時間でした。 バイクやリキシャの旅での動画もみせていただき、一緒に旅しているような気分を味わうことができました。 かわいい子どもたちの笑顔、渋イケメンのりりしい姿、特別な風景というよりは、日常の中の美しさを切り取った三井さんの写真に、会場のみなさんもすっかり魅了されていました。 三井さん、ご来場のみなさん、本当にありがとうございました☆ また、「福岡ミュージアムウィーク2016」は、昨日をもって終了しました。 ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。[裕]

「中国リアリズムの煌めき」展、いよいよ明日最終日。人気投票結果は・・・?

「百花繚乱 中国リアリズムの煌めき」展、明日5月22日(日)が福岡会場、そして日本巡回の最終日です。2015年の夏から、日本全国5ヵ所(奈良、山梨、長崎、東京、福岡)を回ってきた76点の作品も、明日が終われば、中国へ帰ります。 さて、本展では、期間中にアンケートを実施し、作品の人気投票を行いました。 なかなか意外な投票結果第10位~1位はこちら。 ※じっくり作品を見たい方は、当館twitterからどうぞ。 ポスターやチラシにも掲載されていなかった水彩画の《父さんと母さん》が第1位!シャモジを持った父さんと鍋蓋をもった母さんが、踊ってるみたいに厨房で働いています。上位3位は、どれも夫婦や家族の温かい作品が選ばれました。中国の作家たちの圧倒的な描写力もさることながら、やっぱりほのぼのと伝わってくる作品が心に残りますね。 明日、最終日。福岡アジア美術館で、お待ちしています。

いよいよ明日!三井さんトークショー☆

★★★「福岡ミュージアムウィーク2016」あじび情報★★★ 「福岡ミュージアムウィーク2016」5月22日(日)まで開催中! (詳細→http://f-museum.city.fukuoka.lg.jp/museumweek/index) ◎5月21日(土)◎ ・11:30~12:00、13:00~13:30 「アジアの絵本と紙芝居の読み聞かせ」@キッズコーナー(7階) 未就学児を対象にした、ボランティアによる読み聞かせですが、大人の方の参加も歓迎です。 ・14:00~16:00(開場:13:30) 「三井昌志トークショー」  場所:あじびホール(8階)  定員:120名  アジアを旅する写真家の三井昌志氏が、写真をお見せしながら、アジアの今を語ります。    残席わずかですが、当日申込みも可能です。ご希望の方は、会場にて13:00より受け付けますので、お早めにお越しください。   期間中は、豪華賞品があたるスタンプラリーをおこなっています。 みなさまのご来館お待ちしてます! 講師:三井昌志(写真家) 撮影:三井昌志 撮影場所:マンダレー(ミャンマー) 撮影:三井昌志 撮影場所:マンダレー(ミャンマー)

【レジレポ】ガシガシ、制作中!

現在、アジ美には、タイのアーティスト、 ティダラット・チャンタチュア(Thidarat Chantachua/1992年生まれ/バンコク在住)さんが滞在中です。愛称はマリエム。 昨年の「大華銀行絵画賞」(シンガポール)の受賞者(受賞作はこちら→ http://www.uobpoy.com/winner/jamaah-2/ )で、6月9日まで福岡に滞在します。 「大華銀行絵画賞」の受賞者には、アジ美での1ヶ月間のレジデンスが副賞として授与されるのです(豪華!)。 5月11日に到着後、福岡市内や近隣の町を訪れ、神社やお寺、お城、日本庭園などなど... 日本の文化に触れてきたマリエムさん。 福岡で靴を新調し、あっちこっち歩き回っているようです。 唐揚げが好きで、野菜が苦手な24歳です(笑)。 こちらは小倉城。あいにくの曇り空ですが。 先日は、川端商店街にあるタイ料理屋さん「キンナリー」で、久しぶりのタイ料理を楽しみました。 お店の方もタイ出身なので、タイ語でいろいろお話できてリフレッシュ...できたかな? 店員さんと一緒にパシャリ! 写真は無いのですが、箱崎にあるモスクにもお邪魔させて頂きました。 金曜の集団礼拝でお祈りをした後、福岡のイスラム教徒の方々に少しお話を伺いました。 マリエムさんが現在制作中の作品は、このモスクでのお祈りのシーンがベースになっています。 スタジオでの様子 次回は制作の様子をもう少し詳しくお伝えしますね! マリエムさんの制作の様子を見に、ぜひアジ美8階の交流スタジオにもお越し下さい! お待ちしています~。

今日のびっくり!

中国の美術家で建築家、また人権活動でも注目を集めている アイ・ウェイウェイ( 艾未未)をご存知ですか?  中国現代美術の重要作家で前衛的な作品で知られています。 そのお兄さんが 1947 年生まれのアイ・シュアン(艾軒)で、 写実技法で少数民族をリアルに描く作家です。 「びっくり!そっくり!~究極のリアル~」展(~8月23日)では、 アイ・シュアンが 1984 年にチベットの少女を描いた《瑞雪》(写真)を展示してます。 ぜひご覧ください。 当館にはアイ・ウェイウェイの作品も所蔵しているので、いつか一緒に展示してみるかな・・・。なお芸術家一家で、お父さんは著名な詩人のアイ・チン( 艾青)。

自分だけの雅印づくり

「百花繚乱 中国リアリズムの煌めき」展もあと4日、今週22日(日)まで。 関連イベントも先週日曜日の「自分だけの雅印づくり」が最後になりました。 雅印づくりは 文字のデザインを考え、印面を整え、朱墨を塗り、 鏡文字を書き入れ、 印刀で彫るという手間も時間もかかる作業です。 ですが、今回はほとんどの工程を悠杏(ゆあん)さんが準備してくださったので 参加の方は彫るだけ! ですが、1 cm 角の小さな石に彫るという細かい作業。 簡単ではありません。 自分たちで彫ってみて その難しさを知った からこそ 悠杏さんの手仕事の美しさに 見入ってしまいます。 勇気がなくて浅くしか彫れなくても、ちょっとギザギザになってしまっても それも個性、風合い。世界にひとつ。 素敵な印をお持ち帰りいただけました。

滞在アーティスト、ティダラット・チャンタチュアさん☆

初紹介となります、現在、あじびに滞在中のタイのアーティスト、ティダラット・チャンタチュア(Thidarat Chantachua/1992年生まれ/バンコク在住)さん、愛称マリエムさんです☆ 昨年の「大華銀行絵画賞」(シンガポール)の受賞者で、6月9日まで福岡に滞在します。( 「大華銀行絵画賞」受賞作) 制作に使う木枠を入手して嬉しそうなマリエムさん。 これから本格的に作品制作がはじまります! 6月初旬にトークを行なう予定です。[裕]

金沢で西京人展

FT1出品の小沢剛と、韓国のギムホンソック、中国のチェン・シャオションのユニットでFT4に参加した「西京人」の展覧会が 金沢21世紀美術館 で開催中。福岡で制作された作品も。8/28まで。 昨年の 韓国国立現代美術館 での大規模な回顧展に続いてますます注目度アップ? (ししお)

迫力の龍ふたたび

先週末は「中国リアリズムの煌めき」展と福岡ミュージアムウィーク、 5GO!FUKUOKAのイベントが重なり、充実した週末でした。 その中の「墨画パフォーマンス」は今回2回目でしたが、 何 度観ても感動します。 観ている方たちが息を呑み見守る中、筆をすすめる悠杏(ゆあん)さん。 眼力のある龍と「龍吟雲起」の文字を描き上げる間の張り詰めた空気感が とても心地よい時間でした。   ちなみに「龍吟雲起」は「龍吟雲起 虎嘯風生(龍吟ずれば雲起こり 虎うそぶけば風生ず)」という 禅語からの引用だそうです。

雌蟹と雄蟹は、どっちがおいしい?

あじび「中国リアリズムの煌めき」展で展示中の、蟹だらけの中国画作品、姜海昌《豊漁の蟹》。 5月14日(土)のイベントで、今泉の薬膳料理「天地・礼心」の尹玉(いんゆ)さんと一緒に、展覧会会場を回りました。薬膳の観点から見ると、蟹は熱くなったからだを抑える効果があるとのこと。 でも、尹玉さんが説明してるのは、蟹に美味しさについて!10月が上海蟹のシーズンですが、雄蟹の方が雌蟹より濃厚な部分があって美味しいので、中国でお店に行ったら、店頭の蟹の山から、しっかり雄を選んで、料理を依頼するのが現地流ですって。 さて、どっちがおいしい雄蟹でしょう!? 「中国リアリズムの煌めき」展は、5月22日(日)まで開催。 ぜひ、確かめにきてください。 (答えは、下の写真が、雄蟹です。)

「福岡ミュージアムウィーク2016」、明日からはじまります☆

★★★「福岡ミュージアムウィーク2016」あじび情報★★★ いよいよ明日から「福岡ミュージアムウィーク2016」(5月14日(土)~22日(日))がはじまります!(詳細→ 福岡ミュージアムウィーク公式ウェブサイト ) ◎5月14日(土)◎ ・11:30~12:00、13:00~13:30 「アジアの絵本と紙芝居の読み聞かせ」 @キッズコーナー(7階) 未就学児を対象にした、ボランティアによる読み聞かせですが、大人の方の参加も歓迎です。 ・14:00~17:00 「レジデンス招聘者100人記念!滞在成果映像作品上映会」 @あじびホール(8階) これまでレジデンス事業で福岡に滞在したアーティストが制作した映像作品を上映します。これまでの招聘者100人のふりかえり、上映作品の解説もありますよ☆ (画像は、アン・ジョンジュ(韓国)「リップシンク・プロジェクト(福岡)」2009 ) 期間中は、豪華賞品があたるスタンプラリーをおこなっています。 みなさまのご来館お待ちしてます!

今日のびっくり!

須田悦弘さんの《雑草》(写真)を、美術館内のあるところに展示しています。 須田作品ファンは、これが木彫だとわかっているのですが・・・あまりにそっくりで本物と間違えてしまう方も!  「(美術館の8階にもはえる)雑草って、生命力が強いですね~」と。クスリと笑ってしまいました。でも、この間違いこそ、正しい見方ですね。  アジ美にお越しの際は、ぜひお捜しください。 なお、この作品は、8月23日まで開催の「びっくり!そっくり!~究極のリアル~」展で展示しています。

巨大キャビン・アテンダント?!

彫刻部門の入賞作品ではありません。さてどこにあるでしょう? (「この作品が一番よかった」なんて言わないでね。) 協賛をいただいている中国南方航空のフィギュアです。 展覧会を見てアンケートに答えていただいた方から 抽選で福岡上海往復航空券(2人ペア)プレゼント。 だめもとで応募してみては?(ししお)

福岡ミュージアムウィーク2016「三井昌志トークショー」申込みはお早めに!

当館のメインイベント「三井昌志トークショー」、好評受付中です。 お早目にお申込みください! ====================================== 福岡ミュージアムウィーク2016 特別プログラム 三井昌志トークショー アジア各国を旅する写真家の三井昌志氏が、旅のエピソードやアジアの今について、作品写真のスライドをまじえてお話しします。 日時: 5月21日(土)14:00~16:00 会場:あじびホール 定員:120名 申込:事前申込み(先着制) 講師:三井昌志(写真家) 講師略歴: 1974 年京都府生まれ。東京都八王子市在住。神戸大学工学部卒業後、機械メーカーでエンジニアとして2 年間働いた後、退社。2000 年12 月から10 か月に渡ってユーラシア大陸一周の旅を行う。以降、アジアを中心に旅を続け、人々の日常を撮り続けている。著書:『渋イケメンの国』( 雷鳥社、2015)、『スマイルプラネット』(パロル舎、2008)、『素顔のアジア』(ソフトバンククリエイティブ、2005)など。公式サイ ト:http://www.tabisora.com/      * 福岡ミュージアムウィーク公式ウェブサイト より、または往復ハガキに住所、氏名、年齢、電話番号をご記入の上、当館までお申込みください(連名での申込不可)。

(今更ですが)須田悦弘さんが「創造する伝統賞」受賞

第2回福岡トリエンナーレ 出品の須田 悦弘さんが去る3月に日本文化藝術財団から 創造する伝統賞 を受賞しています。今になってお伝えするのは間抜けなのですがアジアギャラリーで「 びっくり!そっくり!~究極のリアル~ 」で須田作品を展示中ですので… 須田さん、おめでとうございます! (ししお)