4 月 3 日に開幕した「アジアン・ポップ展」は、引き続きたくさんのお客様で賑わうなか、 7 月 11 日に入場者数が 2 万人を越えました!! 栄えある 2 万人目の入場者となったのは、香港からご来館された梁(リャン)さんです ☺ ️ 梁さんは「香港から観光で、北九州と福岡を訪問しました。日本に来たのは初めてです。 映像を撮っているので美術作品にはもともと関心があります。アジアン・ポップ展はいろいろな時代と地域の作品が観られてよかったです。それぞれの作品には各時代や地域の背景があり、それらに対する作家個人の考えも現れているのがよくわかりました。」とのご感想をいただきました。 梁さんには、当館の総館長から記念品として、図録「アジアコレクション 100 」、ステッカー、クリアファイルなどが贈られました 🎉 2 万人という多くのお客様にご鑑賞いただけていることに福岡アジア美術館スタッフ一同大きな感動と喜びを感じております 🙌 展覧会は 9 月 3 日 ( 火 ) まで続きますので、まだご覧になられてない方はぜひお越しください 😃 そして現在、アジアン・ポップ展オリジナルステッカーのプレゼントキャンペーンを実施しています 🎁 SNS に対象のハッシュタグをつけて写真を投稿してくださった方に、展覧会オリジナルステッカーをプレゼントします!詳細は添付の画像をご確認ください。期間は 9 月 3 日 ( 火 ) まで、無くなり次第終了ですのでよろしくお願いいたします!
このたび、ウェブサイト 「アジア美術資料室 」 に文献データベースを新設し、年表データベースも追加しました。下記のトップページで赤線で囲んだメニューからいろいろなキーワードで検索してみてください。 文献データベース は 日本語 1622 件、英語 882 件。(英語のほうが少ないのは、このウェブサイト自体が日本語利用者を主な対象としているので、英語は日本語のあるもの、つまり日本で出版された日英バイリンガルの文献だけを掲載しているからです。)あまりにデータが膨大になるのを避けるため、新聞記事は原則的に掲載せず、雑誌も学術誌や美術専門誌を基本としているうえ、文献の選択も私の経験と判断に基づくために決して網羅的ではありません。ですから、実際にはこの数字をはるかに上回る回数で、日本語によるアジア近現代美術文献が出版されたことになります。しかし、このような限定をふまえつつも、掲載分だけで 1000 件を優に超える日本語文献があることに驚かれるのではないでしょうか。 上の画面は「詳細検索」で、「対象地域」の「インド」を選んで検索、刊行年を古→新で並び替え(ソート)したもの。一番古いのは、 1916 年発行の『ビヂットラ美術学校印度画集』 で 、これはこの年の 5 ~ 9 月に来日したインドのノーベル賞詩人ラビンドラナート・タゴール(ベンガル語読み=ロビンドロナト・タクル)が東京で開催した展覧会の図録で、インド近代美術の創成を告げる作品群が掲載されています。これに先立つ 1902 ~ 3 年に岡倉天心、横山大観、菱田春草がインドでタゴールとその一族に出会い、インド画家による「ウォッシュ・テクニック」誕生の契機となったのはアジア近代美術史上最も輝かしい美術家交流の1ページであり、その交流の成果としてこの展覧会があったのです。 なおその次に古い 「アジア美術家会議の報告」(1959 年) を 書いた阿部展也(のぶや、本名は芳文、 1913 ~ 71 年)とは、戦前に瀧口修造にも評価されたシュルレアリスム画家で、戦後の荒廃した風景を象徴的に描いて美術史に名を残す人です。興味深いことに、阿部は、 1942 年マニラで開かれた、 フェルナンド・アモルソロ や ヴィクト