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#おうちであじび 🎤おうちで何してる?(アジアのアーティスト編)🎤 Vol.06

※English below※ 本シリーズでは、レジデンスプログラムや展覧会であじびに滞在したことのあるアーティストに、今住んでいる街の様子や自身の状況、また現地での芸術活動についての報告を紹介していきます。第5回目は、シンガポール在住のアーティスト、ウェイ・レン・テイさんからの現地報告です。 第6回:ウェイ・レン・テイ (アーティスト/ シンガポール) ウェイ・レン・テイ 1978年、シンガポールに生まれる。都市の息づかいやそこに暮らす人々の生活を切り取る写真を制作している。 【作家ホームページ  】「 wei leng tay 」 [招へい]  2009年1月13日〜2009年3月29日 【 滞在中の活動 】 福岡に住む22組の人たちの自宅で撮影した生活感のある写真と、同じ人たちを当館の撮影室で撮影した写真(成果展ではモニターテレビで上映)からなる「ここからどこへ」を制作した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2020年7月13日 今日は2020年7月13日。「ブレーカー」(政府がロックダウン規制の実施をスタートさせ、ほとんどが閉鎖された際の部分的ロックダウンの名称)の初日から98日が経ちました。政府が「ブレーカー」と名付けたのには、2週間の潜伏期間を単位として感染のサイクルを断ち切るという考えがあったからです。「ブレーカー」は数週間前に終了し、現在はロックダウン後の第2段階に入っています。新しい日常の中で物事が続いています。 ロックダウン中のオーチャード通り シンガポールにおける新型コロナウイルスはまず、移民労働者の寮内で爆発的に増加し、狭い環境が感染の悪化をもたらしました。8週間に及ぶ「ブレーカー」ロックダウンのあいだ、人々は外に出ず、家にじっとしているようにと通知がありました。ほとんどの店、美術館、博物館、ショッピング・モール、劇場は閉鎖され、世界のほかの地域と同様に、オフィスで働く人の多くは在宅勤務に移行しました。第二段階の今でも彼らの多くは在宅勤務を続けていると思います。 長年自宅で仕事をしてきた私のような人間にとって、在宅勤務への移行自体はそれほど大きな変化ではありませんでした。2ヶ月近く自分のスタジオに行けませんでしたが、自宅で仕事を続けることはできまし...