スキップしてメイン コンテンツに移動

あじびの夏~絵本な日々


8月です。夏です。絵本展です。

絵本展がはじまって、はやくも一週間。
親子連れから保育園や小学校の団体まで、毎日1000人以上の人で賑わっています。
とくに、強い日差しを避けてか、午前中にやって来るひとたちが多いようですね。
今日は会場の紹介です。「しあわせの村」に見立てた会場をぜひご体験ください。



村へは、花畑の小道を通っていきます。愛らしい花が咲いていますが、子どもの背丈よりたかい花に、アリエッティになった気分!

村は海に面しています。深いブルーの空間は、外の暑さを忘れさせてくれる海の中。《チリとチリリ うみのおはなし》の一場面です。




海岸沿いには、村の学校「ちきゅうがっこう」が建っています。
世界の子どもたちの写真絵本、世界の民話など、小学生向けに開校していて、授業の終わりと始まりを知らせる「キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン」のチャイムもなります。


学校の前は「こざるの映画館」。テレビでもお馴染みの「おさるのジョージ」の映画撮影セットは絶好の撮影スポット。放課後には映画を楽しむのがこの村の子どもたちの日課という設定です。
映画館の隣は「カールおじさんのアトリエ」。エリック・カールの名作《はらぺこあおむし》に出てくる果物のトンネルをくぐったり、《とうさんはタツノオトシゴ》にならって自分だけのタツノオトシゴを作るアトリエです。
アトリエの隣は「かみしばい小屋」。閉じた空間で落ち着くのか、常にごった返しています。いつの間にか、子どもたち自身による紙芝居が始まったりしています。


紙芝居を見たあとは、「えほん美術館」で、長谷川義史《おひざでだっこ》《いいこねんえ》、どいかや《チリとチリリ うみのおはなし》の原画を鑑賞できます。展示室内には、なぜかちゃぶ台のセットも…。



会場のメインツリーのそばには、緑豊かな野原が広がります。鳥の鳴き声がふりそそぎ、子どもたちは葉っぱ型のクッションでゴロゴロして絵本を読んでいます。

野原は丘につづきます。でも、なんだか不穏なムード…丘の向こうには翼竜が飛んでいます!
いったい、いつの時代でしょう? 丘から裾野を見下ろすと…絵本《せいめいのれきし》から飛び出した白亜紀の世界が広がっています(これはぜひ会場でご覽ください) 白亜紀の舞台の奥には、地球のながい命の歴史を物語る地層の壁と化石の展示です。
そして村のはずれには、さまざまな動物が棲む豊かな森が広がっています。
                                   ・・・おしまい。
      
                                  [
おいでよ!絵本ミュージアム2016
726日~821日 会期中無休です。