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イ・ビョンチャンによるワークショップ「呼吸するビニール彫刻」を開催

開催日時  2022 年 10 月 9 日(日) 13:30-15:30 会場:アートカフェ 講師:イ・ビョンチャン 参加者:児童と保護者18人 第Ⅰ期レジデンス・アーティスト、イ・ビョンチャン(韓国)がワークショップを行いました。 参加者は、イ・ビョンチャンの展示作品《生物》をアーティストと一緒に鑑賞し、作品についての説明やビニール素材を使ってどのように作品が作られていったのかなどについて、デモンストレーションを見ながら話を聞きました。その後、 2 つのグループに分かれてビニールの彫刻作品を共同制作しました。 扇風機に取り付けた直径 2m 、長さ 8m のビニールに空気が送り込まれると、参加者は、その大きさに圧倒されながらも、オブジェにはさみで穴をあけ、そこにデザインを施したビニールの立体作品を継ぎ足していきました。 そうして、皆で「都市に棲むもうひとつの生き物」を完成させました。 イ・ビョンチャン | 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)

ワークショップ「マスキングでインドの文様を作ろう!」を開催しました。

   さる11月27日・28日に、ワークショップを開催しました。このワークショップは、6月21日から9月21日までアジアギャラリーで開催していた展覧会「あじびレジデンスの部屋 第2期『つくってふれてアジアの文化』」の関連イベントとして、当初、8月末に開催予定でしたが、新型コロナ感染症の影響で延期されていた催しです。当時の応募者が多数だったため、実施日を一日増やす形で2日間にわたって行いました。  ワークショップは、2017年に当館で滞在制作をおこなったインドのアーティスト、クルパ・マーヒジャーさんが当時開催したプログラムを体験する内容になっており、ワークショップの講師は筆者が務めましたが、クルパさんは今回のためにインドの文様や制作プロセスについてスライドを作成しておくってくれました。そしてワークショップの最後には、クルパさんとオンラインで結んで作品についてのコメントしてもらい、参加者との交流をはかりました。            手順を説明            文様を下描き            液体ゴムでマスキング  参加くださった方の中には、マスキングテープを使った創作と勘違いしていた方もいましたが、液体ゴムを使ったマスキングの技法を楽しんでくれていました。            上から絵の具を着彩       絵の具が乾いてから液体ゴムを剥がす作業は、結構盛り上がりました。         インドのクルパさんから作品のコメントをもらいました。  終了後のアンケートでは、 ・オンラインでインドと繋がって、クルパさんと直接お話ができたことに感動しました。  コロナ渦ならではかとも思いましたが、今後もこのように世界中のアーティストと繋がれる可能性があると思うと、少し明るい気分になれました。 ・液体ゴムを使って行うということで、自分では思いもつかない方法だったので、とても興味深かった。 ・大人になると、何かひとつのことに集中することが減ってきますが、時間が足りないくらい集中できて、完成した後の気持ちいい疲労感がなんとも言えず、また作ってみたいなと思っています。 ・また、クルパさんとオンラインで交流できたことも、直接お話を伺うこともできたので、貴重な体験になりました。 といった、非常に励まされるコメントをいただきました。  今年はコロナ禍でアジアからアーティス...

#おうちであじび 🎤おうちで何してる?(アジアのアーティスト編)🎤 Vol.08

  ※English below※ 本シリーズでは、レジデンスプログラムや展覧会であじびに滞在したことのあるアーティストに、今住んでいる街の様子や自身の状況、また現地での芸術活動についての報告を紹介していきます。 第8回目は、ネパール在住のアーティスト、ジュピター・プラダンさんです。7月までのネパールでのコロナの状況、そしてそのなかで自身が始めた新たなプロジェクトについて説明してくれています。 第8回:ジュピター・プラダン (アーティスト/ ネパール) ジュピター・プラダン(Jupiter Pradan) 1977年、カトマンズ(ネパール)生まれ。美術家。ネパールとバングラデシュで美術を学ぶ。絵画、インスタレーション、映像、パフォーマンスなど多様な表現活動を行う。また、伝統工芸や他の美術ジャンルとのコラボレーションやキュレーションも手掛けている。 【招へい】2011年6月23日〜2011年8月31日 【 滞在中の活動 】 ネパールと福岡の文化や祭りをテーマに、平面、立体、映像、陶など、さまざまな要素を融合させた作品「私!がいる場所」を制作した。また、ネパールの仮面に色付けしたり、ミティーラ画を描くワークショップを3回おこなった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ネパールでの新型コロナ・パンデミックによる最初の症例が確認されたのは2020年1月23日のことでした。1月9日に中国、武漢からカトマンズに戻ってきた31歳の学生が陽性反応を示したケースでしたが、これは南アジアで初めて確認された新型コロナの症例でもありました。1月から3月までのあいだ、ネパールでは、必要不可欠な物資や機器、医薬品の調達、医療従事者の訓練、国民の意識向上のための保健インフラのアップグレード等の準備を行いつつ大規模な感染発生を防ぐ措置を講じていました。最初の死者は5月14日に発生し、2020年5月26日現在までに、77の行政地区のうち43地区が影響を受け、合計772人の症例が確認されました。そのうち155人は回復したか、または死亡が確認されています。 1月以降、全国20の研究所で52,000件のPCR検査が実施され、96,000件の狂犬病診断検査、RDTが実施されました。3月24日に国全体のロックダウンが発効し、6月2日に終了しています。インドや中国との国境は完全に封鎖され、すべ...

オンライン・ワークショップ「ワークショップのレシピ体験」を開催しました

9月13日(日)にあじびで初めてのオンライン・ワークショップを開催しました。当初は9月6日に開催する予定でしたが 大型台風10号の接近による延期となりました。 この日は事前にメールで申込みいただいた29名の方々が参加。市内の方だけでなく糸島市・久留米市をはじめ島原市、鹿児島市、愛知県からも申し込みを頂き ました。 この日のプログラムは  ①10:30~11:10、②14:00~14:40 初級編 中国の剪紙を作ろう!          ③11:45~12:45、④15:15~16:15 中級編 香港民俗芸術シリーズ:ゴキブリ  で、ともに2003年、2006年にあじびに滞在したアーティスが当時市民向けに実施したワークショップをあじびのスタッフの進行で創作体験するものです。 初級編は、中国のリュウ・リユンがおこなった中国の伝統的な民俗芸術である剪紙(せんし)。 滞在アーティストの紹介と剪紙(せんし)について簡単に紹介した後、早速制作にはいりました。予め郵送していた赤い色紙と型紙を使ってはさみで切っていきます。 対面の雰囲気をできる限り保つべく、参加者全員の足並みを緩やかにそろえ進めていきました。 そして、2種類の「花」を切り終えたところでタイムアップとなりました。 中級編は、両面テープで作るゴキブリ。始めに「なぜゴキブリを作るのか」など香港のルーク・チンのアートプロジェクトなどについて説明し、創作に移りました。 カメラで注意深く手元をズームしながら触覚、頭部、羽の順番に進めていき、少しずつゴキブリにリアル感が増していきました。 最後に茶色と黒のマーカーで着色して完成! みんなで達成感を分かち合いました。 大人も子どもに負けないくらいテンション高くオンラインで一緒に創作する喜びを味わいました。中には予定時間をすぎても制作が続いているご家庭もあって 回線を切るのが名残惜しいほどでした。そして後日、数組の参加者から、ワークショップ後に作ったゴキブリ数匹の画像や新たに考案したオリジナルの剪紙作品などが 美術館に送られてきて、スタッフ一同感激しました。 今回のワークショップで参加された方々からたくさんの反応を頂くことができました。この経験を踏まえて次のオンライン企画を計画して行きます。 ご参加くださった皆さま、有難うございました!

#おうちであじび 🎤おうちで何してる?(アジアのアーティスト編)🎤 Vol.07

  ※English below※ 本シリーズでは、レジデンスプログラムや展覧会であじびに滞在したことのあるアーティストに、今住んでいる街の様子や自身の状況、また現地での芸術活動についての報告を紹介していきます。第7回目は、ベトナム在住のアーティスト、レ・ヒェン・ミンさんです。今年2月からアーティスト・イン・レジデンスでドイツ、ライプツィヒに滞在していた彼女が、異国でのコロナ、ロックダウン下での滞在制作経験についてレポートしてもらいました。 第7回:レ・ヒエン・ミン (アーティスト/ ベトナム) レ・ヒエン・ミン (Le Hien Minh) 1979年、ベトナム、ハノイに生まれる。1999年、ホーチミン市美術大学卒業。2002年、ワシントンのコーコラン美術学校卒業。2004年、オハイオのシンシナティ・アート・アカデミー卒業。女性の身体や社会における位置づけなどをテーマに、ベトナムの伝統的な手漉き紙「ゾー」を用いたインスタレーションや彫刻作品を制作。 [ 招へい ] 2019年8月19日〜2019年10月24日 【 滞在中の活動 】 人間に共通する感情や精神の状態を表す、さまざまポーズを取った女性像を、妙楽寺の境内の木陰に設置するインスタレーションを制作・発表。訪問者はベトナムの伝統的な手漉き紙「ゾー」に、「女性であること」をテーマに各人の想いや声を貼り付けた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさん、こんにちは。ミンです。お元気ですか?みなさんのこと思い出して懐かしく思っています。福岡には、食べ物のことや博多でのサイクリングのことなど、素敵な思い出がたくさんあります。 私はドイツ、ライプツィヒでの2ヵ月半の滞在を終え、サイゴン(ホーチミン市、ベトナム)に戻ってきました。ゲーテ・インスティチュートの奨学金をもらい、最初のベトナム人アーティストとしてライプツィヒでのレジデンスに参加しました。 3月2日にドイツ、ライプツィヒに到着しました。この時点で、新型コロナウイルスはアジア各地に深刻な影響を及ぼしていました。シンガポール、チャンギ国際空港で乗り換えたとき、空港内はガラガラで、ターミナルの半分が閉鎖されていました。皆マスクをつけて、検温チェックが100メートルごとに行われていました。その15時間後、フランクフルト空港に到着したとき、私は大きなシ...

#おうちであじび 🎤おうちで何してる?(アジアのアーティスト編)🎤 Vol.06

※English below※ 本シリーズでは、レジデンスプログラムや展覧会であじびに滞在したことのあるアーティストに、今住んでいる街の様子や自身の状況、また現地での芸術活動についての報告を紹介していきます。第5回目は、シンガポール在住のアーティスト、ウェイ・レン・テイさんからの現地報告です。 第6回:ウェイ・レン・テイ (アーティスト/ シンガポール) ウェイ・レン・テイ 1978年、シンガポールに生まれる。都市の息づかいやそこに暮らす人々の生活を切り取る写真を制作している。 【作家ホームページ  】「 wei leng tay 」 [招へい]  2009年1月13日〜2009年3月29日 【 滞在中の活動 】 福岡に住む22組の人たちの自宅で撮影した生活感のある写真と、同じ人たちを当館の撮影室で撮影した写真(成果展ではモニターテレビで上映)からなる「ここからどこへ」を制作した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2020年7月13日 今日は2020年7月13日。「ブレーカー」(政府がロックダウン規制の実施をスタートさせ、ほとんどが閉鎖された際の部分的ロックダウンの名称)の初日から98日が経ちました。政府が「ブレーカー」と名付けたのには、2週間の潜伏期間を単位として感染のサイクルを断ち切るという考えがあったからです。「ブレーカー」は数週間前に終了し、現在はロックダウン後の第2段階に入っています。新しい日常の中で物事が続いています。 ロックダウン中のオーチャード通り シンガポールにおける新型コロナウイルスはまず、移民労働者の寮内で爆発的に増加し、狭い環境が感染の悪化をもたらしました。8週間に及ぶ「ブレーカー」ロックダウンのあいだ、人々は外に出ず、家にじっとしているようにと通知がありました。ほとんどの店、美術館、博物館、ショッピング・モール、劇場は閉鎖され、世界のほかの地域と同様に、オフィスで働く人の多くは在宅勤務に移行しました。第二段階の今でも彼らの多くは在宅勤務を続けていると思います。 長年自宅で仕事をしてきた私のような人間にとって、在宅勤務への移行自体はそれほど大きな変化ではありませんでした。2ヶ月近く自分のスタジオに行けませんでしたが、自宅で仕事を続けることはできまし...