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6月, 2016の投稿を表示しています

今日のびっくり!

ただいまコレクション室で上映中のワー・ヌ(ミャンマー)の作品《ティータイム》は、蟻がひたすら壁をはっていたり、女性が林の中で瞑想にふけっていたり、ともかく静かな、しず~かなビデオ作品です。 なのに突然、その静寂をやぶる電車の轟音がとどろき、「わっ!びっくりした~」と思いますよ。 でも、このビデオ作品の展示は、 「びっくり!・・・」のコーナーではなく、お隣の「瞑想の森」のコーナーのなかです。瞑想なんてできないっ!、かもしれませんね(笑笑)。 「瞑想の森」コーナーは7月12日まで。 まだご覽になっていない方、お急ぎくださいませ。   [ ☆ ]

キッズコーナーにアジアねたマンガ

キッズコーナーにあるのはほとんど絵本ですが(カエルさんとかもいますが)、大人でもここで時間を過ごせるように、日本語で読めるアジアものマンガ(韓国人作家によるマンガの日本語訳と、日本人作家によるアジア交流を描いたもの)を選んで置いてみました。子どもさんよりもハマってしまうのもあるかも。内容については、おいおい紹介できればと思います。(ししお)

All exhibits got English explanations!

To prepare for foreign visitors, especially participants of the  99th Lions Club International Convention  on   24-28 June in Fukuoka, we have finished putting English explanations to all exhibits in Asia Gallery (permanent collection) today. If you are frequent visitors to museums in Japan, you may know this is rather special, as many museums provide English texts only for basic (fixed) information (as in FAAM's Chinese  and Korean  web pages), or none in English. Do not ask me why I use the shot above. [Shishio]    

今日のびっくり!

1999 年に開館したときから人気のワン・ホンジェンの《山の野辺送り》。 とても雄大な風景が魅力で、その自然に抱かれた人間は小さな存在だなぁ~と思います。 この風景、作者が 陝西省北部の楡林市王家湾 で見た景色なんだそうです。 一方、前に並ぶ人たちは、作者の故郷である 河南省函谷関の ご親戚の方々で、親族の老人のお葬式を描いています。この地方の風習では、天寿をまっとうした老人の葬儀では、紅い布を使うのだそうです。 そしてもう一つ驚くことは、完成までなんと8年もかかったということ。きっと悩みながら何度も構想を練り直したのでしょうね(涙ぐましい)。                                                                   [ ☆ ]

緊急告知!「滞在者によるトーク Vol.2」開催☆

福岡アジア美術館では、受入支援事業として、5月から7月の間、3名のアーティストと1名の研究者が滞在しています。  今回のトークでは、5月から滞在しているキ・スルギさんが、福岡で制作した作品について、来日したばかりのプンイサ・シンラパラツァミーさんには、福岡での活動内容やこれまでの活動についてお話しいただきます。ぜひご来場ください。 ■日 時 :2016年6月25日(土)      午後3時~4時30分 ■会 場 :あじびホール(8階) ■入場無料・逐次通訳(事前申込不要) ◎キ・スルギ / Ki Seulki 1983年、韓国・ソウル出身。ソウルとイギリスでメディアアートを学び、写真や映像、インスタレーションを制作するアーティスト。福岡では、人々が感じる危険や恐れをテーマとした写真作品の制作をおこなっている。 (滞在期間:5月30日~6月29日) ◎プンイサ・シンラパラツァミー/Punyisa Sinraparatsamee  1991年、タイ・バンコク出身。木材を蝶番でつなげて立体作品を制作するアーティスト。福岡では人々の生活スタイルや街についてまずリサーチし、興味深く感じたテーマで作品を制作する。 (滞在期間:6月20日~7月30日)

カフェスタンド運営事業者を募集中!

アジ美7階のカフェを運営していただく事業者を募集中です。 アジ美にふさわしい趣向、他では味わえないメニューなど、意欲的なご提案をお待ちしております。 事業者以外の方でも、「こんなお店がアジ美にあるといいな!」という飲食店などをご存じであればご紹介いただければと思います。 受付は8月3日~12日、当館運営課まで。 詳細は下記リンクをご覧ください。(ししお) カフェ運営事業者募集詳細

今日のびっくり!

先週のつづきです。 《玉ねぎを切るたびに泣いてしまう》に使われている「本物」の食材の答えは・・・「金時豆」でした。 すでに乾燥していて(しかも燻蒸済みで)もう発芽しませんし、化石みたいになっているので煮ても焼いても食べられませんが、本物の豆です。びっくりでしょう? この作品は、女性作家ジュリーさんがフィリピン国内で制作したもので、 1989 年に福岡市美術館で開かれた「第 3 回アジア美術展」に出品されるため日本に輸入されました。でも、穀物は個人で簡単に輸入できないんです。いろいろな規制もあれば、病害虫が付着していないかなどの検査も必要で、ど~んなに「これは作品の一部なんですっ!」と主張しても、輸入は難しいのですよ。それで、この豆だけは福岡市内の西新商店街で調達したという訳です。 ( ☆ ) ※ 「びっくり!そっくり!~究極のリアル~」展に8月23日まで出ています。 ジュリー・ルーク(フィリピン) 《玉ねぎを切るたびに泣いてしまう》(部分) 1988 年

今日のびっくり!

                              ジュリー・ルーク(フィリピン) 《玉ねぎを切るたびに泣いてしまう》 1988 年 玉ねぎを切りながら泣いている女性。 ほんとうは自分の部屋でわんわん泣きたいのかもしれません。でも、炊事をしなければいけないのでしょうね。 泣いている理由はさておき、今日はびっくりするほど本物そっくりの食材にご注目! ぜんぶセラミック(磁器)製なんです。魚も鶏もニンニクも、割れそうな卵も … 。 でも、実は1種類だけ、「本物そっくり」ではなく「本物」の食材が混じっています。びっくりでしょう? さて、どれだと思いますか?  「びっくり!そっくり!~究極のリアル~」展(8月23日まで)の会場で、よ~く観察してみてくださいね。 (答えとその理由は来週の本コーナーにて)                                               ( ☆ )

ロンドンのアジア作家展③ テート・ブリテンでアンワル・シェムザのコーナー展示 Asian Artists' Exhibitions in London-3: Anwar Shemza at Tate Britain

テート・ブリンテン の「スポットライト」展示。 パキスタン出身で1956年より英国で活動。モダニズムとイスラム的な装飾性や伝統工芸の美学を融合。BP Spotlight at Tate Britain . Shemza, born in in Pakistan, was active in UK since 1956. In his paintings, he fused the modernism style with decorative forms and aesthetic in traditional crafts.  立派な 研究書 が出ています。著者のひとりイフティカール・ダディはFT1出品、アジ美所蔵作家。 A big monograph has been published, written by Iftikhar Dadi, FT1 artist and whose works are collected by FAAM, among others. アジ美所蔵作家のラシード・アライーンが1989年に企画して歴史的な展覧会 「別の物語 戦後英国のアフリカ系・アジア系作家」 にシェムザも出品、図録の表紙に使われた。 Shemza's workes were exhibited in a landmark exhibition curated by Rasheed Araeen, whose works are in FAAM collection, The Other Story:   Afro-Asian Artists in Post-War Britain in 1989. Shemza's painting appeared in the catalogue cover. (ししお)[Shishio]

ロンドンのアジア作家展② テート・モダンでブッペン・カカール展 Asian Artists' Exhibition in London-2: Bhupen Khakhar at Tate Modern

テート・モダン でアジ美所蔵のインド作家、1970年代バローダ(ヴァドーダラー)派の最重要作家のひとり。アジ美の所蔵品『天気予報士』(1979年)はアジ美アジアギャラリーで展示中。(ししお) At Tate Modern , Bhupen's retrospective is on. He is one of leading artists in Baroda (Vadorada) school since in 1970s in India, whose painting, Weatherman, 1979, is now on display at Asia Gallery, FAAM. [Shishio]

ロンドンのアジア作家展① バービカン・センターでイムラン・クレシ展 Asian Artists' Exhibitions in London -1: Imran Qureshi at Barbican Centre

パキスタン現代細密画の重要作家でアジ美所蔵作家。 バービカンセンター の湾曲した壁の巨大空間で細密画を展示するインスタレーション。(ししお) One of important artists of contemporary miniature paintings in Pakistan whose work is collected by FAAM. He made an installation with miniatures in a huge space with a curved wall at Barbican Centre . [Shishio]