2019年3月14日木曜日

リー・ウェンよ永遠に   個人的な、しかしたぶん他の誰かにも共有される思い出(3)


1995年の後もリー・ウェンと藤浩志の日本での交流は続き、高松の画廊でいっしょに発表した展覧会?に私も行ったのですが、彼らの作品の記憶はなく、その記録は手元にありません。
またニロファール・アクムットとの出会いから、1996年に彼女がパキスタンのラホール美術大学で開いたワークショップにも、リーと藤は参加しています。この写真は、このワークショップに参加したドイツのアーティスト、Renate Kochさんが撮影したものです。
photo courtesy: Renate Koch, Karlsruhe, Germany

オブジェを入れた籠と紙を手に持って、何かの文章を読んでいたようです。彼に従う男性は口をテープでふさがれています。言論の自由に関するパフォーマンスでしょうか。

 1999年9月には、第3回アジア太平洋トリエンナーレ(ブリスベーン)のレセプション会場?で、全身を真っ黒に塗って横たわっています。まるで死体のようで正視できなかった記憶があります。アジアのアートがオーストラリアで「国際的」に紹介(消費?)されることへの違和感を表明したのでしょうか? 

 翌2000年3月、アジ美は開館一周年記念イベント、アジア楽市楽座に、他のシンガポール作家とともにリー・ウェンを招待しました。 

リーのパフォーマンスのひとつは、川端商店街の路上で大きな紙を広げ、「アートに何ができますか What can art do」という問いに観客・通行人に答えを書かせるものです(この紙は今どうなったんだろう…)。
また観客・通行人にチューインガムを噛んでもらい(シンガポールでのチューインガム禁止への批判か)、それを集めて、アジ美一歳のバースデーを祝うケーキ(?)を作り、3本のローソクを立てて吹き消しています。 (つづく)

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