現在開催中の展覧会「ヒンドゥーの神々の物語」の関連イベントとして、リトグラフのワークショップを開催しました。 リトグラフは19世紀にヨーロッパで確立された印刷術で、インドでは20世紀に入ると各地に印刷所が作られ、ラジャ・ラヴィ・ヴァルマーらに代表される作者の手による神様のイメージが全土にもたらされるようになりました。 今回のワークショップでは、リトグラフの複雑な工程をごくシンプルな形で体験しました。 講師は荒木さち子さん。2018年に開催した「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930sー2010s」展でもワークショップをして頂きました。 まずは、版画用の特殊な紙に色鉛筆で思い思いに下絵(版下)を制作。 版ができたら、水と油の反発を利用してインクを載せていきます。 インクを載せた版に紙をあてたら、バレンや足でふみふみして、 イメージを定着させます。 最後に、版をそっとはずしてできあがり。 参加者の作品(1月30日・3月12日)
世界唯一のアジア近現代美術の専門館、福岡アジア美術館の公式ブログです。
Fukuoka Asian Art Museum is located in Fukuoka, Japan, and is the only art museum in the world that focuses on modern and contemporary Asian art. This is an official blog of the museum.